1990年6月、働く人びとのいのちと健康を守る学習と交流の場として九州セミナーは「人間らしく働くために 労災職業病九州セミナー」としてスタートしました。2010年の第21回北九州大会から、セミナーの名称を「人間らしく働くための九州セミナー」に変更し、セミナー運動を発展させてきました。
九州セミナーは働く人びとの「健康権を確立する」ことを提唱してきました。過労死や労災職業病のない、真に人間らしく働ける職場・地域づくりをめざし、「人間らしく働くための九州セミナー」を毎年九州・沖縄各県の持ち回りで開催し発展させてきました。私たちは九州セミナーを単に2日間のイベントに終わらせるのではなく、働く人びとの健康問題に関して、「学び・調査し・行動する」一貫した活動を粘り強く行ってきました。この一連の活動を私たちは「セミナー運動」と名付け、発展させてきました。さらにこうした活動を九州各県各地で着実な活動を行っている地域組織や労働組合・職場組織、患者、医療機関や弁護士、学者研究者などの専門家との連携の中で育んできました。また働く人びとの健康問題の取り組みを「予防」と「補償」を両輪として発展させてきました。
ILO(国際労働機関)は「ディーセント・ワークDECENT WORK(働きがいのある人間らしい仕事)」の確立を提唱しています。まさに私たちがセミナー運動の中で学び・運動してきた、人間らしく働く事の出来る職場づくりは国際的連帯の課題となっています。
職場・地域における安全・安心・健康文化を構築していく社会的なルールを創ることが今こそ重要であり、最優先課題というべきです。人間らしく働く事の出来る職場づくり、地域づくり、まちづくりは待ったなしの課題です。
役 職 | 氏 名 | 所属団体・役職 |
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代表世話人 ・議長 |
田村 昭彦 | 九州社会医学研究所 |
代表世話人 | 池田 勝久 | 働くもののいのちと健康を守る鹿児島センター |
代表世話人 | 池田 恵介 | 福岡県建設労働組合 |
代表世話人 | 伊藤 義祐 | 国公労組九州ブロック協議会 |
代表世話人 | 稲富 公一 | はたらくもののいのちと健康を守るネットワーク佐賀 |
代表世話人 | 井下 顕 | 弁護士・六本松総合法律事務所 |
代表世話人 | 井樋口 美香子 | 働くもののいのちと健康を守る沖縄センター |
代表世話人 | 小嶺 弘之 | 長崎労働者の健康問題懇談会 |
代表世話人 | 重松 淳平 | 熊本県労働者の健康問題懇談会 |
代表世話人 | 高田 正矢 | 建交労九州支部 |
代表世話人 | 田口 弘毅 | 佐賀県高等学校教職員組合 |
代表世話人 | 田中 直光 | 日本医労連九州地方協議会 |
代表世話人 | 永野 忠幸 | 北九州労働者の健康問題連絡会議 |
代表世話人 | 渡邊 宏 | 全労連九州ブロック協議会 |
代表世話人 | 舟越 光彦 | 働くもののいのちと健康を守る福岡地区連絡会 |
代表世話人 | 外西 卓二 | 労働者のいのちと健康を守る大分県センター |
代表世話人 | 松本 朋美 | 働く人のいのちと健康を守る宮崎県連絡会 |
代表世話人 | 御田 幸司 | 民放労連九州地連 |
代表世話人 | 築城 さとこ | 福岡市職員労働組合 |
代表世話人 | 梅津 裕一郎 | 新聞労連九州地方連合 |
本部事務局長 | 日高 琢二 | 九州社会医学研究所 |
事務局次長 | 那須 隆紀 | 北九州労働者の健康問題連絡会議 |
監 事 | 若林 竜二 | 生協労連九州地方連合会 |
監 事 | 福田 圭介 | 民医連九州沖縄地協 |